老年内科

老年内科について

ただ単に高齢者を診療するのが老年内科ではありません。
高齢者の特性を理解し、適切な医療を実践することが必要と考えています。

かかりつけ医とは健康に関する相談が気軽にできる存在で、いろいろな疾病や体調を総合的に判断し、必要な時には専門医療機関を紹介できる医師のことです。フレイルポリファーマシーの問題も含めてご自身のかかりつけ医または当院に相談ください。

  • フレイルとは

    最近はフレイルが注目されているのはご存じでしょうか?
    フレイルとは「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」です。

    なかなか理解しにくい言葉ですが、健常者と要介護のあいだの状態と言われます。高齢化社会においては要介護状態にならないようにフレイル対策が必要になってきます。

    フレイルのイメージ
  • ポリファーマシーとは

    「Poly」+「Pharmacy」で多くの薬ということですが、単に薬剤数が多いことではなく、薬剤が多いことにより副作用などの薬害有害事象につながる状態やきちんと薬が飲めなくなっている状態をいいます。

    複数の医療機関を受診することで薬の種類が増える傾向にあり、逆に薬物療法の弊害を招くことがあります。そんな中でかかりつけ医の役割が見直されています。

    特に高齢者は加齢に伴う体や内臓の変化がみられ、複数の薬を服用することが、もの忘れや転倒、便秘などの副作用の原因となっています。

    フレイルのイメージ
  • ~お薬が多くて困っている方へ~

    ポリファーマシーを解決するには、ただ処方する薬の数や量を減らせば良いというわけではありません。ご自身の判断でお薬を中断することは疾患の悪化を招くなど非常に危険です。

    日頃からかかりつけの医師や薬剤師を持って、処方されている薬の情報を把握してもらいましょう。そのためにもご自身の処方されている薬が分かるようにお薬手帳を1冊にまとめ、医師や薬剤師に見せることを習慣づけることが大切です。
    医療従事者と患者さんが一体となり、ポリファーマシーの解消に向けて一緒に取り組むことが何よりも大切です。気軽にかかりつけの医師や薬剤師に相談してみてください。

訪問診療

訪問診療は準備中です。
体制が整うまでお待ちください。まずはかかりつけの患者さんで訪問診療への移行を検討します。
現時点では他院からの紹介患者さんはお引き受けできません。お迷惑おかけしますが何卒ご理解ください。

診療内容一覧へ戻る